1月22日午前8時10分ごろ、薩摩半島の西側で、東シナ海に面した鹿児島県大浦町の小湊海岸を散歩中の住民がクジラ14頭が打ち上げられているのを見つけ、県警加世田署大浦派出所に通報。
町役場や鹿児島市の「かごしま水族館」の職員が現場に駆けつけたが、海上は大しけで近づけなかった。
クジラは10頭前後が生きていた。傷を負ったものもあり、海は血で赤く染まっていたという、潮を吹いているクジラや弱い声を上げているものもいたそうだ。
消波ブロック沿いの長さ約100メートルにわたって打ち上げられていた。クジラは体長約10メートルで、種類はマッコウクジラと思われ、風と潮に流されたと推測された。
救出作業が23日行われ、1頭が作業船のクレーンで引き出され、沖合まで“えい航”
笠沙町の数キロ沖でロープごと切り離され、海に帰った。
笠沙町はホエールウオッチングで知られる町である。
残る13頭は死亡した。
合掌。