2012年11月にオークションハウスのクリスティーズで写真家アンドレアス・グルスキーの撮った写真「RehinU」が430万ドル(4億3千万円)で落札。
史上最高額の写真家、アンドレアス・グルスキーの世界
日本にはアート写真の市場が無いというか、基本アートにはなりえないと思っている人が多いので、日本のアート系写真家の多くは海外を目指し、向こうで評判になって逆輸入されたりしているケースがしばしば。確かにカメラのシャッター押せば写真は写る。絵筆で色を塗れば絵になる。鉛筆で文字を書けば文章になるのと一緒だ。道具を使ったらアートじゃないというのは芸術の全否定と同じだと思うのだが、カメラって「道具」じゃなくて勝手に作品を作ってくれる「自動機械」と思われているようだ。そのうち超高度なAI搭載にでもなればそんなのも出てくるかもしれないが、今のところ勝手に「作品」を作ってくれるカメラは存在しない。