”すしポリス”に米国メディアは猛反発
農林水産省が海外の日本食レストランを「正しい和食」と認証する制度、いわゆる「ニセ日本食」を取り締まる”すしポリス”の登場に、米国メディアが猛反発している。ワシントン・ポスト紙が「国粋主義の復活」と報じたほか、ボイス・オブ・アメリカが「日本がスシ・ポリスを派遣する」と揶揄、ロサンゼルス・タイムズがカリフォルニア生まれの寿司「カリフォルニア・ロール」を例に挙げながら、米国人の好む和食と農水省の判断に違いが生じる可能性があることを指摘する、といった具合だ。
2006年12月17日
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2870347/detail
けどさあ、「オムライス」とか「ナポリタン」はナンチャッテ洋食で、「ラーメン」「冷やし中華」はナンチャッテ中華だと思うから、ナンチャッテ和食があっても別にいいような気がする。まずけりゃ自然に消えていくのではなかろうか?
日本風の中華や洋食はいっぱいあるのに洋風和食は認めないというのはいかがなものか?
文化のアレンジは日本だけのお家芸ではなさそうだ。
むしろこんなことをやっていたら、外国での豊かな発想による日本食と自国の食生活をミックスしたアイデアは衰退していくんではないでしょうか。
けっきょく、様々なバリエーションとオリジナリティー溢れる「食」がつくられるっていうことは、そのこと自体、日本食の質の高さの証明なのに、みすみすそれに格差をつけ、日本型競争原理を導入しようといううんでしょうけど、「家元」はどーんとしておけばいいという懐の深さが相変わらずないんですよね。
それと日本の「行政」って、ほんと汗をかきたがらないで、何か目先の対処を一番楽でてっとり早い方法ばかりを見つけ、やっていきますね。それに関しては、世界に誇る、「官僚社会」なのではないでしょうか。
今回のアメリカの反発はそんなこんなもふくめて、ただ文面だけで規制しようとする体質に対するものもあると思いますけど・・・・。
規制があるべき分野とそうでない分野の分け方がトンチンカンなのかもしれませんんね。
言語とか料理のように規制にそぐわないジャンルもあれば、規制を緩和したら大問題になった建築審査やタクシー業務のようなこともあるわけで、想像力の問題なんでしょうかね?
”正しい和食”を定義するのは大変そうです。
”正しい日本”ってどんなのでしょうね?(笑)