冥王星の大きさは地球の5分の一ほどであり、月、木星の衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト、土星の衛星タイタン、海王星の衛星トリトンよりも小さい。
大き目の小惑星という方が無理が無い。
さらに、冥王星のさらに外側に氷などが集まった円盤状のクワイパー・ベルト(Kuiper Belt)というものが発見されている。
そこには冥王星クラスの大きさのものも存在すると考えられ、冥王星もそうした小天体の一つではないかという説が強くなっている。
国際天文学連合の総会で惑星の定義が検討中で、その定義が
(1〉十分な大きさや質量がある球体。
〈2〉他の惑星の運動に力学的な影響があること。
に変更された場合、冥王星は間違いなく”惑星”ではなくなる。
惑星への昇格が取りざたされていたカロンは冥王星のすぐ近くにあり、大きさも冥王星の半分ほどもある。このため二重惑星ではという声もあったが、二重小惑星になるかもしれない。
セレスは最大の小惑星でこれを認めてしまうと限りなく”惑星”が増えるためこっちのほうも可能性は低そうだ。
教科書会社は印刷を止めて状況を見守り、プラネタリウムではいい話題になっているとか。
占い業界にどんな影響があるのかも面白い気がする。