2006年07月03日

NHKクローズアップ現代 職場を去る障害者 自立支援法の波紋を観る

自立支援法制定の結果、障害者自身の負担が、それまでの収入に応じた負担から、1割負担、応益負担になり、更に食費・光熱費も支払うことになった。

利用料が工賃を上回り、働く意味がないと施設を去る障害者が続出している。
施設への補助金も人数に応じてから、通った日数に応じてに変更され、毎日は通えない重度の人が多い施設ほど困難な状況になっている。

国の側から見ると、施設での就労は”就労”ではなく”訓練”であり”学費”を払うべきだということらしい。
一般企業への就労には手厚い手当てを出す一方で福祉施設への支援は削られる。

障害者の生産能力が健常者と比べてどれくらいあるか分かっていて作られた制度とは到底思えない。
施設を辞めればすぐに一般企業に就職できるとでも思っているのだろうか?
実際には金がかからないよう自宅にひきこもってしまう人が多い。
就職活動をしても門前払いにされるケースも少なくない。

授産施設での就労はそれぞれの障害に配慮し無理をさせないようにしている場合が多い。
入院期間が長い人などまず通勤から努力しなくてはならない。仕事の効率どころの話ではない。
福祉施設と一般企業の仕事内容・環境のギャップは極めて大きい。
就労訓練というより社会訓練というのが施設の実情だと思う。そこから規律と効率重視の一般企業へ移るには中間の訓練が必要になるが、そんな制度は施設側にも企業側にも存在していない。

それでもフルタイム働ける体力と集中力がある人はまだしもだが、努力では追いつかない場合だってある。
軽度の人の一般就労促進をすすめる事は必要だが、重度の人が働ける場所、せめて居場所を確保する政策が必要だと思う。

安倍さんは大学の先輩だから応援したいけど、コイズミと同じ政策だったらとてもじゃないが支持できない。悲しい。



posted by アマサ at 20:54| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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