2006年05月12日

”大貧民”時代

今夜九州地方でNHK7時30分からの金曜リポートで障害者自立支援法の一ヶ月という特集がある。

4月から始まった障害者自立支援法の特徴は”応益負担”にある。つまりより多くの支援を受ける人、必要な人ほど多く負担せよというもの。一瞬、もっともな感じがするが、障害が重い人ほど負担が重くなるわけで、障害が重くなるほど働くのが困難になるのは自明のことだから、随分無茶な制度にしか思えない。収入を得るのが困難な人ほど負担が重くなるのを”福祉”といえるかどうか疑問にすら感じる。

何かに似てるなと思ったらトランプの”大貧民”を思い出した。大富豪、富豪、庶民、貧民、大貧民に分かれて行うゲームで、大貧民は大富豪に2枚、貧民は富豪に1枚、手札の中から一番よいカードを渡さなくてはならないという、一度転落するとハンデがきつくなり、なかなか這い上がれないゲームだ。

かつてサッチャーが行った”新自由政策”はこれに似ていて、競争促進策(民営化、規制緩和)と金持ちの減税、庶民への増税が柱となっている。小泉政権のお手本だという。

結果この5年間で貯蓄ゼロ世帯は23・8%に、サラ金利用者は2千万人に、自殺者は毎年3万人に達している。首相は「私は格差が出ることは悪いこととは思っていない」と発言したが、本当にこれでいいのか?

診療報酬改定でリハビリ期間も6ヶ月に限定されてしまい、現状維持のためにリハビリが必要な人や6ヶ月目以降から効果が出始める人たちはどうなるんだろうと思ってしまう。

それでも小泉内閣の支持率は高いらしい、みんなこのゲーム好きなの?


posted by アマサ at 09:04| 熊本 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 福祉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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