まあ馬刺しは野生の馬を獲りに行ってるわけじゃないから、まだしも風当たりは少ないけど、仮にどこかに野生馬がいて馬刺しに向いているとしても獲りに行く度胸がある熊本県民はいないかもしれない。その地域で反発を受けるのは必至だからだ。馬肉はヘルシーでおいしいのだが、馬を食べるということ自体、残酷なイメージが先行するのは仕方がないことだというのは熊本県民にもよく分かる。
鯨を食うというのもそれくらいローカルな食文化をどうするかという話だと思う。馬刺し食えなくなったら少々寂しいかもしれないが、どうしても食わなきゃならんというものでもない。どちらかというと焼酎のつまみに向いていて、主食ではないというのもある。鯨肉も所詮嗜好品にすぎないのだから、他者の縄張りまで出張って行ってまで獲るものでもないのではなかろうか?