大分県北部の中津市一帯は一大「唐揚げ地帯」だそうだ。そういえば、知らずに行った覚えがある。友人と釣りに中津にいったことがあるが、駄菓子屋やラーメン屋に「から揚げ」と書いてあり、から揚げ専門店も何軒も見かけて奇異に思っていた。もしやカーネルおぢさんの店が見当たらなかったのはそのせい?。ラーメン屋で当惑しつつ、からあげ食って帰った。
・チャンポンの街 長崎
似たようなことは長崎でも体験した。喫茶店にはいっても、うどん屋にはいってもメニューに「チャンポン」と書いてあって目が点になっていた。そりゃ長崎チャンポンは有名だけど、喫茶店でチャンポンはシュールだ。
・おでんの街を目指す 青森市、静岡市、小田原市
終戦直後、青函連絡船に乗り込もうとする船客の体を少しでも暖めようと、ある一軒の屋台のおかみさんが味噌に生姜をすりおろして入れたのが喜ばれ、“生姜味噌おでん”が生まれたという。
青森商工会議所が音頭をとり“生姜味噌おでん”を青森の名物とし、全国に拡大、さらには「おでんの街・あおもり構想」推進委員会を組織して、これから事業を進めていくこととしている。
2004年のこと、小田原を“おでんの街”にしようと「小田原おでん会」が発足。
小田原には水産練り製品の製造業者が多い割りに、おでん屋は少なかったそうだ。創業100年を超える老舗の蒲鉾店、丸う田代などが中心となって活動中。
現在静岡市内には、6つもの「おでん街」があり、約70店の店がある。
@青葉小路横町 A青葉横丁 B青葉おでん街 Cいかずちおでん街
D縄のれん街 Eちゃっきり横町
沖縄では夏でもおでんを食べてるそうだ。コンビニの展開によって中国・韓国にも広まりつつあるという。
そのうち、おでんで世界征服を目指すところが現われるかも知れない。おでんの街とコンビニおでんで夢のコラボレーション。どこかやらないかな?秋葉原じゃおでんの缶詰が人気らしいし。
・カレーの街よこすか
かって日本海軍にはイギリスよりカレーが伝えられ、船中での曜日感覚を保つため、毎週金曜日に食していた。「よこすか海軍カレーパン」というのもあるとか。
海軍食文化?には他に肉じゃがの街、呉市、舞鶴市、ハンバーガーの街、佐世保がある。
呉市の肉じゃがは東郷さんの肉じゃがと呼ばれている。東郷平八郎と肉じゃがにどういう関係が?と思って調べたら、なんと肉じゃがの生みの親は東郷さんらしい!英国ポーツマスに留学していたときに食べていたシチューを日本風にアレンジしてつくらせたのが始まりとか。
なんかクイズに使えそうな話だ。例えば、東郷平八郎と言えば?
A、肉じゃがの発明者 B、日本海海戦の時の連合艦隊司令長官 C、日系悪役レスラー
現在、呉と舞鶴で本家争い中だそうだ。
佐世保のハンバーガーは朝鮮戦争の頃、基地労働者から広がった。手作りハンバーガー。
・ラーメンの街 恵比寿、札幌、佐野
一瞬ビールの街ではと思ってしまう。サッポロ、エビス
札幌は有名すぎるくらい有名。味噌、塩ラーメン系、恵比寿はなんでだろ?軒数が多い?佐野ラーメンはあっさり系だった記憶がある。多分醤油ラーメン系。
あれ?トンコツ系ラーメンの街がないぞ!というより多すぎるのか、九州の大きめの街なら大抵名乗れそうな気がする。博多、久留米、熊本、鹿児島等が有名。ラーメンは微妙に違うが。
・チョコレートの街 トリノ
荒川静香が街中でチョコレートを買い求めてる姿が報道されて有名になった。かつては王侯貴族の食べ物だったそうだ。この街で一般向けに特許が出されてから急激に広まった。イタリアのチョコって食べたことないぞ。荒川静香と高級チョコ似合いすぎ。
バレンタインデーのチョコの風習は日本のチョコレート会社の企画だそうだが、2月にトリノでオリンピックが開かれ、スケート選手がチョコのCMに出てるって偶然なのか?